AWS Direct ConnectとVPNの違い|オンプレとAWSを繋ぐ接続方式を徹底比較

現場実践|AWSハイブリッド接続
AWS Direct ConnectとVPNの違い|オンプレとAWSを繋ぐ接続方式を徹底比較
「オンプレのシステムをAWSと繋ぐにはどうすればいい?」——AWS Direct ConnectとSite-to-Site VPNの違い・使い分け・コスト比較・設計のポイントを解説します。
💡 オンプレミスとAWSを繋ぐ接続方式の選択は「帯域・安定性・コスト・構築期間」の4点で判断します。ミッションクリティカルな基幹システムはDirect Connect、小規模・緊急接続はVPNが適しています。
1. 2つの接続方式の概要
| AWS Direct Connect | Site-to-Site VPN | |
|---|---|---|
| 接続方式 | 専用線(物理回線) | インターネット経由の暗号化トンネル |
| 帯域 | 50Mbps〜100Gbps(安定) | 最大1.25Gbps(変動あり) |
| 遅延 | 低遅延・安定 | インターネット品質依存 |
| 構築期間 | 数週間〜数ヶ月 | 数時間〜数日 |
| コスト | 高い(専用線費用+ポート時間料金) | 低い(時間課金) |
| 冗長性 | 別回線での冗長構成が推奨 | デュアルトンネルで冗長化 |
2. Direct ConnectとVPNを組み合わせる設計
また、本番環境ではDirect Connectを主回線とし、Direct Connectの障害時にSite-to-Site VPNに自動フェイルオーバーする構成が最も信頼性が高い設計です。BGPのルート優先度でDirect Connectを優先させ、障害時はVPNに切り替わる仕組みを構築します。
3. Direct Connectの構成要素
Direct Connect Location
AWSとキャリア(NTTやKDDI等)が相互接続するデータセンター。日本では東京・大阪にある。
仮想インターフェース(VIF)
Private VIF(VPC接続)・Transit VIF(Transit Gateway経由)・Public VIF(AWSパブリックサービス接続)の3種類がある。
Direct Connect Gateway
複数リージョンのVPCに1本のDirect Connect接続でアクセスできるようにするサービス。
4. 使い分けのガイドライン
- Direct Connectを選ぶ場合:基幹業務・大容量データ転送・低遅延が必要・セキュリティ要件が厳しい(金融・医療等)
- Site-to-Site VPNを選ぶ場合:小規模・PoC・Direct Connect構築中の暫定接続・コストを抑えたい場合
📌 この記事のポイント
- Direct Connectは専用線で高帯域・低遅延、VPNはインターネット経由で低コスト・即時接続
- 本番環境ではDirect Connect主回線+VPNフェイルオーバーの冗長構成が最も信頼性が高い
- 基幹システム・大容量転送はDirect Connect、小規模・暫定接続はVPNを選ぶ
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