ITエンジニアが取ったほうがいい資格15選|フェーズ別・職種別に現役IT講師が厳選

ITエンジニアが取ったほうがいい資格15選
フェーズ別・職種別に現役IT講師が厳選
「どの資格から取ればいい?」「今の自分に必要な資格は何?」——インフラ・ネットワーク・クラウドのエンジニアが、キャリアフェーズ・目指す方向性別に取るべき資格を、14年の現場・講師経験から厳選して解説します。
1. 資格選びの3つの基準
まず、IT資格を選ぶ際に「なんとなく有名だから」という理由で選ぶのは避けてください。なぜなら、キャリアフェーズ・目指す職種・現在のスキルによって「取るべき資格」は大きく異なるからです。具体的には、以下の3つの基準で選ぶことを推奨します。
- ①市場価値:その資格を持つことで求人の選択肢が広がるか・単価が上がるか。資格保有者の求人数と年収相場を事前に確認する
- ②学習コスト:取得までの時間と費用が現在のフェーズに見合っているか。難しすぎる資格は時間を無駄にするリスクがある
- ③実務との連動:現在の仕事・目指す仕事に直接役立つ知識が身につくか。試験合格だけでなく実務で使えることが重要
また、多くの資格を持っていても「実務でのアウトプットがない」と評価されないケースがあります。したがって、資格取得と並行して実機学習・実務での適用を意識することが重要です。なぜなら、採用担当者は「資格の数」ではなく「その資格で何ができるか」を見ているからです。
2. 未経験・入門期(〜2年)に取るべき資格
次に、IT未経験者や入門期のエンジニアが最初に取るべき資格を解説します。つまり、この時期は「市場への入場券」となる資格の取得が最優先です。
3. 実務経験者(2〜5年)が取るべき資格
さらに、2〜5年の実務経験がある段階では、「専門性の深化」と「クラウドへの展開」が資格戦略の軸になります。そのため、この時期の資格取得は年収アップに直結しやすいです。
4. 上級・専門職(5年〜)が取るべき資格
また、5年以上の経験を持つ上級エンジニアは、「アーキテクト・スペシャリスト系」の資格取得で市場価値を最大化できます。なお、この段階の資格は難易度が高く、実務経験がないと取得困難な場合もあります。
5. クラウド特化のおすすめ資格一覧
なお、クラウド系資格は現在最も市場需要が高い分野です。具体的には、AWSとAzureを中心に段階的に取得していくことで、クラウドインフラエンジニアとしての市場価値を高められます。
| 資格名 | レベル | 難易度 | 受験料(税込) | 市場評価 |
|---|---|---|---|---|
| AWS CLF-C02 | 入門 | 易 | 約15,000円 | クラウド入門の証明 |
| AWS SAA-C03 | アソシエイト | 中〜高 | 約20,000円 | ★★★★★ 最重要 |
| AWS SAP-C02 | プロフェッショナル | 非常に高 | 約30,000円 | 上位アーキテクト証明 |
| AZ-900 | 入門 | 易 | 約12,800円 | Azure入門の証明 |
| AZ-104 | アソシエイト | 中〜高 | 約18,200円 | Azure管理スキル証明 |
| AZ-305 | エキスパート | 非常に高 | 約18,200円 | Azureアーキテクト証明 |
したがって、日本の求人市場ではAWSの案件数が最多であるため、クラウドを初めて学ぶ方にはAWS(CLF→SAA)を推奨します。一方で、所属企業・転職先がMicrosoft製品中心の場合はAzure(AZ-900→AZ-104)が有利です。また、両方持っていると「マルチクラウド対応」として評価されるため、1つ取得後に追加するのも効果的な戦略です。
6. 職種別・目標別の取得ロードマップ
また、目指す職種・キャリア目標によって最適な資格の取得順序が異なります。以下に代表的なパターンを整理します。
パターンA:未経験からインフラエンジニアを目指す
パターンB:現職SES運用監視から脱出したい
7. 資格の費用対効果ランキング
さらに、費用・学習時間・年収への影響を総合した「費用対効果」の観点で資格を評価します。なお、年収変化は個人・企業・案件により異なります。
| 資格名 | 学習期間目安 | 費用目安 | 年収への影響 | 費用対効果 |
|---|---|---|---|---|
| AWS SAA | 2〜4ヶ月 | 約20,000円 | +80〜150万円 | ★★★★★ |
| CCNA | 3〜5ヶ月 | 約33,600円 | +30〜80万円 | ★★★★★ |
| LinuC Level 1 | 3〜5ヶ月 | 約33,000円 | +20〜50万円 | ★★★★☆ |
| CCNP | 6〜12ヶ月 | 約80,000円〜 | +100〜200万円 | ★★★★★ |
| AZ-104 | 2〜4ヶ月 | 約18,200円 | +50〜100万円 | ★★★★☆ |
| AWS SAP | 6〜12ヶ月 | 約30,000円 | +150万円〜 | ★★★★☆ |
| 基本情報技術者 | 2〜4ヶ月 | 約7,500円 | 入門への足がかり | ★★★☆☆ |
8. よくある疑問(FAQ)
9. まとめ:フェーズ別の資格取得戦略
最後に、ITエンジニアが取るべき資格を整理します。以上のように、資格取得の優先順位は「今のフェーズ」と「目指すキャリア」によって決まります。
- 【未経験・入門期】CCNA→LinuC Level 1の順で取得。クラウド入門ならAWS CLFも追加
- 【実務2〜5年】AWS SAAが最重要。ネットワーク特化ならCCNP、Azure中心ならAZ-104
- 【上級・5年〜】AWS SAP・AZ-305・情報処理安全確保支援士でアーキテクト級の証明を目指す
- 「資格コレクション」にならないよう、取得と実務の適用を常に並行させることが重要
- 費用対効果No.1はAWS SAA・CCNA。この2つが揃うと求人の選択肢が大幅に広がる
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