現場実践|Linux自動化

LinuxのCronで自動化入門
バックアップ・ログ削除を定期実行する方法

「毎日同じ作業を手動でやっている」——LinuxのCronを使えばバックアップ・ログ削除・証明書更新等を完全自動化できます。実践的な例まで解説します。

読了目安:約15分更新日:2026年3月

💡 Cronはインフラ自動化の第一歩。繰り返し作業を自動化することでヒューマンエラーのリスクを大幅に削減できます。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有AzureFundamentals 保有SES現場を複数経験

LinuxサーバーのCron自動化を多数設計・実装してきた立場から解説します。

1. Cronとは

まず、CronはLinuxの定期実行スケジューラです。指定した日時・間隔でコマンド・シェルスクリプトを自動実行します。

2. crontabの書き方

# crontabの編集
crontab -e

# 書式: 分 時 日 月 曜日 コマンド
# 毎日午前2時にバックアップスクリプトを実行
0 2 * * * /home/deploy/scripts/backup.sh

# 毎週日曜午前3時
0 3 * * 0 /home/deploy/scripts/weekly_clean.sh

# 毎時間
0 * * * * /home/deploy/scripts/check_disk.sh

# 5分おき
*/5 * * * * /home/deploy/scripts/health_check.sh

3. 実践サンプル(MySQLバックアップ自動化)

#!/bin/bash
# backup.sh - MySQLバックアップ自動化
BACKUP_DIR="/backup/mysql"
DBNAME="myapp"
mkdir -p $BACKUP_DIR

# バックアップ実行
mysqldump -u backup_user -p'Password!' $DBNAME \
  > $BACKUP_DIR/${DBNAME}_$(date +%Y%m%d).sql

# 7日以上古いバックアップを削除
find $BACKUP_DIR -name "*.sql" -mtime +7 -delete

echo "Backup completed" >> /var/log/backup.log

4. 注意点・Tips

  • 実行ログを残す:crontabの末尾に>> /var/log/cron_myapp.log 2>&1を追加してエラーを記録する
  • コマンドはフルパスで指定:cronはPATHが限定されているためフルパスを使う
  • 実行ユーザーを確認:どのユーザーのcrontabに設定するかで権限が変わる
📌 この記事のポイント
  • Cronは「分 時 日 月 曜日 コマンド」の5フィールドで定期実行を設定する
  • 実行ログは必ず残す。コマンドはフルパスで指定する
  • バックアップ自動化+古いファイル削除がCronの定番ユースケース

よくある質問(FAQ)

Q. LinuxのCronで自動化は独学で習得できますか?
独学でも十分習得可能です。VirtualBoxやWSL2を使えば無料でLinux環境を手元に構築できます。LPIC・LinuCの参考書を1冊こなしながら、実際にコマンドを打つハンズオン学習が最も効果的です。
Q. LinuxのCronで自動化の学習にかかる時間はどのくらいですか?
LinuC/LPIC Level1であれば、1日1〜2時間の学習で3〜5ヶ月が目安です。実務経験があれば2〜3ヶ月に短縮できます。コマンドの暗記より「なぜそのコマンドを使うか」という理解を深めることが合格の近道です。
Q. Linux系資格は就職・転職に有利ですか?
LinuC・LPICはサーバー系インフラエンジニアの求人で多く要求されます。特にLinuC Level2以上を持つエンジニアは希少性が高く、年収交渉でも有利に働きます。CCNAと組み合わせることで市場価値が大幅に向上します。

キャリアの疑問、一緒に解決しませんか?

Route Bloomでは、インフラ系ITエンジニアを目指す方への個別サポートを行っています。2026年7月からフリーランス講師として本格始動予定です。

※Cronの動作はLinuxディストリビューションにより一部異なります。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:アパレル事業/複数のWEBメディアを運営