AWSの費用計算入門|AWS Pricing Calculatorを使ったコスト見積もりと提案書への組み込み方

現場実践|AWSコスト見積もり
AWSの費用計算入門|AWS Pricing Calculatorを使ったコスト見積もりと提案書への組み込み方
「AWSでシステムを作ったらどのくらいかかるの?」「クライアントへのAWS費用の見積もりをどう作ればいい?」——AWS Pricing Calculatorを使ったコスト見積もりの方法と、見積もり結果を提案書に活用する方法を解説します。
💡 AWSのコスト見積もりは正確な数値よりも「どの要素がコストに影響するか」を理解することが重要。EC2・RDS・データ転送の3つがほとんどのシステムでコストの大部分を占めます。
1. AWSの主要コスト要素
| コスト要素 | 課金方式 | 削減方法 |
|---|---|---|
| EC2インスタンス | 時間課金(稼働時間×インスタンス単価) | リザーブドインスタンス・Savings Plansで最大72%削減 |
| RDS(Aurora) | 時間課金(インスタンス+ストレージ) | Aurora Serverlessで低トラフィック時のコスト削減 |
| データ転送(アウトバウンド) | 転送量課金(AWSから外部への転送) | CloudFrontを使って直接のS3・EC2へのアクセスを減らす |
| EBS | プロビジョニングされたGBあたりの月額 | 不要なEBSボリュームを削除・gp2からgp3へ移行 |
2. AWS Pricing Calculatorの使い方
1
calculator.aws にアクセスして見積もりを開始
「Create estimate」をクリックして、システムで使用するAWSサービスを1つずつ追加していく。リージョンは「Asia Pacific (Tokyo)」を選択する。
2
EC2・RDS・ALBの主要コンポーネントを追加
インスタンスタイプ・稼働時間・ストレージサイズ・月次データ転送量を入力する。不明な場合は保守的(多め)に見積もる。
3
リザーブドインスタンス適用後の見積もりも作成
オンデマンドとリザーブド(1年)の両方の見積もりを作成して比較表を提示する。「1年後にリザーブドに切り替えると年間○○万円削減できる」という提案が顧客に刺さる。
3. 月次コスト目安(小規模Webシステム)
小規模Webシステム(EC2 t3.medium×2台+RDS t3.medium+ALB)の月次コスト目安
EC2: 約7,000円×2台 = 約14,000円
RDS Aurora(シングルAZ): 約12,000円
ALB: 約3,000円
EBS・データ転送: 約3,000円
合計: 月額3〜4万円程度が小規模システムの目安です(オンデマンド・東京リージョンの概算)。
📌 この記事のポイント
- AWSコストはEC2・RDS・データ転送の3つが大部分を占める。まずこの3つを正確に見積もる
- AWS Pricing Calculatorで「オンデマンド価格」と「リザーブド(1年)価格」の両方を提示する
- 小規模WebシステムはEC2×2+RDS+ALBで月額3〜4万円が東京リージョンの概算目安
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