現場実践|サーバーレス入門

AWS Lambda入門
サーバーレスとは?インフラ目線で解説

「サーバーレスって何がサーバーレスなの?」「LambdaとEC2はどう使い分ける?」——インフラエンジニアの視点からAWS Lambdaとサーバーレスの本質を解説します。

読了目安:約15分対象:AWS Lambda・サーバーレスを学びたいエンジニア更新日:2026年3月
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この記事の核心:サーバーレスは「サーバーがない」のではなく「サーバーを意識しなくて良い」。AWS Lambdaはイベント駆動で関数を実行するサービスで、インフラ管理の手間を大幅に削減します。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有AzureFundamentals 保有SES現場を複数経験現役IT講師

AWSのLambdaを使った自動化・監視ツール構築を経験したエンジニアの立場から解説します。

1. サーバーレスとは

まず、「サーバーレス(Serverless)」とはサーバーの存在を意識せずにアプリケーションを実行できるアーキテクチャです。つまり、サーバーのOSパッチ・スケーリング・可用性管理をクラウドプロバイダーが全て担当し、エンジニアはコードのロジックだけに集中できます。

2. AWS Lambdaとは

また、AWS Lambdaはサーバーレスのコンピューティングサービスです。コードを書いてアップロードするだけで、トリガー(イベント)に応じて自動的にコードを実行してくれます。

イベント駆動
S3にファイルがアップロードされた・API Gatewayにリクエストが来た・EventBridgeでスケジュール実行——など様々なトリガーで関数が起動する。
💰
従量課金
実行時間と回数だけに課金される。使われていない時間は一切コストがかからない(EC2は起動中ずっと課金される)。
📈
自動スケーリング
リクエスト数が増えても自動でスケールアウト。サーバーの台数管理・負荷分散設定が不要。

3. EC2との使い分け

比較項目EC2Lambda
向いている用途常時稼働するWebサーバー・DB短時間・イベント駆動の処理
最大実行時間制限なし最大15分
コスト起動中ずっと課金実行時間・回数のみ課金
サーバー管理OSパッチ・スケーリング必要不要(AWSが全管理)
実行環境フルコントロール可能制約あり(実行時間・メモリ上限)

4. インフラエンジニアの活用例

  • 定期的なリソース確認:EventBridgeで毎日Lambda関数を起動し、EC2・RDSのステータス確認結果をSlack通知
  • S3ファイル処理:S3にCSVがアップロードされたらLambdaが自動で加工してDynamoDBに保存
  • コスト最適化:業務時間外のEC2インスタンスを自動停止・業務開始時に自動起動するLambda関数を設定
  • セキュリティアラート対応:GuardDutyの検出をトリガーにLambdaで自動でIPをブロックする

5. 最初の一歩

1
AWSコンソールでLambda関数を作成する
AWSマネジメントコンソール→Lambda→「関数の作成」。Python 3.xを選択して「Hello World」を実行するところから始める。
2
EventBridgeでスケジュール実行を試す
cron式で毎日9:00にLambdaを起動するEventBridgeルールを作成。定期実行の仕組みを体験する。
3
boto3でAWSリソースを操作する関数を作る
EC2インスタンスの一覧を取得してSlackに通知するLambda関数を実装。インフラ業務に直接使える「実用的な最初の一本」になる。
📌 この記事のポイント
  • サーバーレスはサーバーを意識せずコードを実行できるアーキテクチャ
  • AWS Lambdaはイベント駆動・従量課金・自動スケーリングが特徴
  • EC2は常時稼働、Lambdaは短時間・イベント処理に使い分けるのが基本
  • インフラエンジニアにはSlack通知・定期リソース確認・コスト最適化の自動化に活用できる

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※AWSのサービス仕様・料金は変更される場合があります。公式ドキュメントも参照してください。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:経営/個人事業/アパレル