IT業界入門|クラウド職種ガイド

クラウドエンジニアとは?
仕事内容・必要スキル・なり方を解説

IT業界で最も需要が高まっている「クラウドエンジニア」という職種を徹底解説。仕事内容・年収・必要スキル・なり方まで現役IT講師が丁寧に説明します。

読了目安:約18分対象:クラウドエンジニアを目指す方・IT転職検討中の方更新日:2026年3月
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この記事の核心:クラウドエンジニアは現在最も求人数が多く・年収が上がりやすいIT職種。インフラ経験者なら比較的短期間で転向できます。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有AzureFundamentals 保有SES現場を複数経験現役IT講師

クラウド移行プロジェクトへの参画経験を持ち、現在はIT講師としてAWS・Azureの資格取得コースを担当。受講生のクラウドエンジニア転職支援を多数行ってきた立場から解説します。

1. クラウドエンジニアとは

まず、クラウドエンジニアはAWS・Azure・Google Cloud等のクラウドプラットフォーム上でインフラを設計・構築・運用するエンジニアです。つまり、従来の「オンプレミスのサーバーエンジニア・ネットワークエンジニア」がクラウドに移行した職種といえます。

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AWSエンジニア
最も求人数が多いクラウドエンジニア。EC2・VPC・S3・RDS・Lambda等を扱う。AWS認定資格が就職・転職の武器になる。
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Azureエンジニア
Microsoft系企業・官公庁系で需要が高い。AZ-104・AZ-305が主要資格。Office365との親和性が高い。
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マルチクラウドエンジニア
AWS・Azure・GCP複数を扱えるエンジニア。最も市場価値が高く年収も高い。上級者向けの専門性。

2. 仕事内容

また、クラウドエンジニアの具体的な業務内容を解説します。

  • クラウドアーキテクチャ設計:システム要件をヒアリングして最適なクラウド構成を設計。コスト・セキュリティ・可用性のバランスを考える
  • インフラ構築(Terraform/CloudFormation):IaCツールを使ってAWS/AzureのリソースをコードでデプロイするSまたはコンソールで構築
  • コスト最適化:クラウドの使用コストを分析して、不要なリソースの削除・インスタンスタイプの最適化を行う
  • セキュリティ設定:IAM・セキュリティグループ・暗号化・VPCフローログ等のセキュリティ構成を実装
  • 監視・ログ管理:CloudWatch・Azure Monitor等で死活監視・メトリクス収集・アラート設定

3. 必要なスキル

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ネットワークの基礎
VPC・サブネット・ルーティング・セキュリティグループはオンプレのネットワーク知識が直接活きる。CCNAレベルの知識が土台になる。
🐧
Linux
クラウドのサーバーはLinuxベースがほとんど。LinuC/LPICレベルのコマンド・設定ファイル操作が必要。
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IaC(Terraform等)
TerraformやCloudFormationでインフラをコード管理する能力。中上級クラウドエンジニアの必須スキル。
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Python/スクリプト
boto3でAWSを操作・Lambda関数の記述・自動化スクリプト作成。Pythonの基礎があると単価が大幅アップ。

4. 年収相場

フェーズスキル・資格年収目安
入門AWS CLF取得・クラウド基礎320〜420万円
中級AWS SAA取得+構築経験1〜3年500〜700万円
上級AWS SAP+Terraform+Python700〜1,000万円
フリーランス専門性確立後の独立800〜1,500万円

5. クラウドエンジニアになるためのロードマップ

1
インフラ基礎を固める(CCNAまたはLinuC取得)
クラウドはオンプレの延長。ネットワーク(VPC・サブネット)とLinux(サーバー操作)の基礎なしにクラウドを深く理解するのは難しい。
2
AWS CLF取得でクラウドの全体像を掴む(1〜2ヶ月)
AWSの主要サービス・料金体系・セキュリティの基礎を学ぶ。SAAへの橋渡しとして取得。
3
AWS SAA取得でアーキテクト能力を証明(2〜4ヶ月)
クラウドエンジニアとしての転職・単価交渉に最も効果的な資格。SAAを持てばクラウド案件への参画が現実的になる。
4
Terraform・Pythonで実践スキルを積む
実務でIaCと自動化スクリプトを使う案件に積極的に参画。この経験が年収700万円台以上への最大の武器になる。

6. よくある疑問

Q. オンプレ経験なしでもクラウドエンジニアになれますか?
また、資格学習でネットワーク・Linuxの基礎を身につければオンプレ未経験でもクラウドエンジニアになれます。ただし、オンプレ経験があると「なぜクラウドがこう設計されているか」の理解が深まり、設計案件での応用力が高まります。
Q. AWSとAzureどちらから始めるべきですか?
なお、国内の求人数はAWSが最も多いため、まずAWS(CLF→SAA)から始めることを推奨します。転職先企業のクラウド環境がAzure中心の場合はAzureを優先しても良いです。
📌 この記事のポイント
  • クラウドエンジニアはAWS/Azureのインフラを設計・構築・運用する現在最も需要が高い職種
  • CCNA・LinuC等のインフラ基礎知識がクラウドの深い理解に直結する
  • AWS SAA取得+構築経験で年収500〜700万円が現実的な目標
  • Terraform・Pythonのスキルを加えることで年収700万円〜の上位層に到達できる

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※年収は目安であり個人・企業・案件によって異なります。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:経営/個人事業/アパレル