現場実践|バージョン管理入門

Gitの使い方入門
インフラエンジニアもGitを使う理由と基本コマンド

「Gitって開発者だけが使うもの?」「インフラにGitは必要?」——設定ファイル・インフラコードのバージョン管理がGitで劇的に改善します。基本コマンドから現場での活用法まで解説します。

読了目安:約14分対象:Git未経験のインフラエンジニア・IT学習者更新日:2026年3月
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この記事の核心:GitはインフラエンジニアにもIaC・設定ファイル管理で必須スキルになっています。clone・add・commit・push・pullの5コマンドを覚えるだけで基本的な作業はすべてできます。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有AzureFundamentals 保有SES現場を複数経験現役IT講師

NWエンジニアとして複数のSES現場でインフラ構築・運用・障害対応を経験。現在はIT講師としてCCNA・LPIC・AWS CLF・Azure Fundamentalsの資格取得コースを担当。学生・未経験者のキャリア相談を数多く受けてきた経験から、この記事を書いています。Route Bloomは、この経験をもとに立ち上げた独立事業です。

1. インフラエンジニアがGitを使う理由

まず、Gitはもともとソフトウェアのソースコードを管理するために作られたバージョン管理システムです。しかし、インフラエンジニアにとっても以下の理由からGitは必須ツールになっています。

  • 設定ファイルの変更履歴を管理できる:「いつ・誰が・何を変更したか」を追跡できる。サーバートラブル時の原因特定が容易
  • IaC(Infrastructure as Code)との相性:Terraform・Ansible・CloudFormationなどのインフラコードをGitで管理するのが現場の標準
  • ロールバックが簡単:設定変更後に問題が発生した場合、過去の状態に素早く戻せる
  • チームでの共同作業が可能:複数人で同じ設定ファイルを編集する際の競合を解消できる

2. Gitの基本概念

また、Gitを使い始める前に理解すべき基本概念があります。具体的には、以下の3つを押さえることでGitの全体像が見えてきます。

📁
リポジトリ(Repository)
ファイルとその変更履歴を保管する「倉庫」。ローカルリポジトリ(自PC)とリモートリポジトリ(GitHub等)がある。
📸
コミット(Commit)
ファイルの変更を「記録」すること。何を変更したかのメッセージとともに保存される変更のスナップショット。
🌿
ブランチ(Branch)
変更作業を本番環境(main)から分離して行うための「枝」。作業が完了したらmainにマージする。

3. よく使う基本コマンド7選

さらに、実際の現場でよく使うGitコマンドを解説します。なお、まずこの7つを覚えるだけで基本的な作業は全てできます。

  • git init:新しいリポジトリを作成する
  • git clone [URL]:リモートリポジトリを自分のPCにコピーする
  • git add .:変更したファイルをコミット対象に追加する
  • git commit -m “メッセージ”:変更を記録する(メッセージは何を変更したかを簡潔に書く)
  • git push origin main:ローカルの変更をリモートリポジトリに反映する
  • git pull:リモートの最新変更を取得する
  • git log –oneline:コミット履歴を一覧表示する

4. インフラでのGit活用例

また、現場でのGitの主な活用シーンを紹介します。なぜなら、具体的なユースケースを知ることで学習の目的が明確になるからです。

  • Terraformコードの管理:AWSインフラをコードで定義するTerraformのファイルをGitで管理。変更履歴・コードレビューが可能になる
  • Ansibleのプレイブック管理:サーバー設定を自動化するAnsibleのPlaybookをGitで管理。チームで共有・更新が容易
  • シェルスクリプト・設定ファイル:運用で使うスクリプトや.bashrc等の設定ファイルをGitで管理してロールバックを可能に
  • ドキュメント・手順書:MarkdownベースのドキュメントをGit管理してGitHub Pagesで公開することも可能

5. よくある疑問(FAQ)

Q. GitとGitHubは違うものですか?
また、違います。Gitはバージョン管理システム(ツール)で、GitHubはGitのリモートリポジトリをホスティングするサービスです。GitHubの他に、GitLab・Bitbucketなどの類似サービスもあります。
Q. インフラエンジニアはどのレベルまでGitを使えれば良いですか?
なお、入門レベルでは「clone・add・commit・push・pull」の基本5コマンドが使えれば十分です。さらに、Terraform等のIaCを扱う場合はブランチ・プルリクエストの操作も必要になります。

6. まとめ

📌 この記事のポイント
  • GitはインフラエンジニアにもIaC・設定ファイル管理に必須のツール
  • リポジトリ・コミット・ブランチの3つの概念を理解することが基礎
  • clone・add・commit・push・pullの5コマンドで基本操作は完結
  • TerraformやAnsibleとの組み合わせが現場での主な活用場面

Route Bloomでキャリアをサポートします

Gitやインフラ自動化の学習方法について個別にアドバイスします。
2026年7月からフリーランス講師として本格始動予定です。お気軽にご相談ください。

※記載の情報は執筆時点の内容です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:経営/個人事業/アパレル