IT業界入門|職種の違いを解説

ネットワークサーバーエンジニアの違い
どちらを目指すべき?現役講師が解説

「ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアって何が違う?」——インフラ系2大職種の仕事内容・必要資格・年収・キャリアの違いを、現役IT講師が現場目線で解説します。

読了目安:約14分対象:インフラエンジニアを目指す方・職種選択で迷っている方更新日:2026年3月
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この記事の核心:ネットワークとサーバーは密接に関連しており、最終的には両方の知識が必要になります。入り口はどちらからでもOK。CCNAから入るかLinuCから入るかの違いで、後から補完できます。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有AzureFundamentals 保有SES現場を複数経験現役IT講師

NWエンジニアとして複数のSES現場でインフラ構築・運用・障害対応を経験。現在はIT講師としてCCNA・LPIC・AWS CLF・Azure Fundamentalsの資格取得コースを担当。学生・未経験者のキャリア相談を数多く受けてきた経験から、この記事を書いています。Route Bloomは、この経験をもとに立ち上げた独立事業です。

1. ネットワークエンジニアとは

まず、ネットワークエンジニアはコンピュータネットワークの設計・構築・運用・保守を担当する職種です。つまり、企業内LAN・データセンター・インターネット接続回線などの通信インフラを作り・守ることが主な仕事です。

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主な業務
ルーター・スイッチ・ファイアウォールの設定・管理。VPN・SD-WANの構築。ネットワーク設計図・構成管理書の作成。障害時のトラブルシューティング。
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必要な資格
CCNA(必須)→CCNP(中級)→CCIE(上位)。Cisco製品中心の知識が求められる。ネットプリント・技術責任者を目指すなら応用情報技術者も有効。
💰
年収目安
未経験入社:280〜370万円。CCNP・構築経験5年:500〜750万円。NW設計・上流:600〜1,000万円超。

2. サーバーエンジニアとは

また、サーバーエンジニアはサーバーの構築・設定・運用を担当する職種です。なぜなら、WebサービスやDBなどのシステムはサーバー上で動くため、サーバーの安定稼働を維持する専門家が必要だからです。

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主な業務
Linux/Windows Serverの構築・設定。WebサーバーやDBサーバーの管理。OS・ミドルウェアの設定・チューニング。障害対応・性能改善。
📜
必要な資格
LinuC Level 1/LPIC-1(必須)→Level 2。クラウド連携でAWS CLF〜SAA。Windowsサーバー系ならMCSA/MCPも有効。
💰
年収目安
未経験入社:280〜360万円。LinuC L2・構築5年:450〜650万円。クラウド+サーバー経験:600〜900万円。

3. 仕事内容・資格・年収を比較

そのため、2つの職種を主要な観点で整理します。

🌐 ネットワークエンジニア
  • 扱うもの:ルーター・スイッチ・ファイアウォール・VPN
  • 主要資格:CCNA→CCNP→CCIE
  • 主な現場:データセンター・ISP・通信会社・SES
  • コマンド例:Cisco CLI(show ip route等)
  • 将来性:クラウドNW設計・SD-WANで需要継続
🖥️ サーバーエンジニア
  • 扱うもの:Linux/Windows Server・DB・ミドルウェア
  • 主要資格:LinuC/LPIC→AWS CLF→SAA
  • 主な現場:データセンター・クラウド・SES
  • コマンド例:Linux bash(systemctl・top等)
  • 将来性:クラウドサーバー管理・コンテナで需要拡大

4. どちらを目指すべきか?

なお、ネットワークとサーバーどちらを先に学ぶかは、以下の基準で判断することを推奨します。

🎯 判断基準

具体的には、「ネットワークの仕組み・パケットの流れに興味がある」方はCCNAから、「Linuxコマンド・OSの仕組みやWebサービスの裏側に興味がある」方はLinuCから学習を始めることを推奨します。また、クラウド方向を強く意識しているならサーバー(LinuC)から入ってAWSへ繋げる流れが自然です。

💡 最終的には両方の知識が必要になる

なお、実際の現場ではネットワークとサーバーは切り離せないことが多いです。具体的には、NWエンジニアでもサーバーの基礎知識は必要で、サーバーエンジニアもネットワークの基礎は理解が求められます。したがって、まず一方から始めて後から補完するアプローチが現実的です。

5. よくある疑問(FAQ)

Q. 将来性はどちらが高いですか?
また、どちらも高水準です。クラウドの普及でオンプレミスの物理作業は減少傾向ですが、クラウドNW設計・クラウドサーバー管理の需要は増加しています。したがって、「クラウドと組み合わせた専門知識」が長期的に有利です。
Q. SES就職ではどちらが求人が多いですか?
なお、CCNA(ネットワーク系)の方が求人数が多い傾向がありますが、LinuC(サーバー系)も同様に需要が高いです。どちらから入っても就職は十分可能で、両方持っていると求人の選択肢が大幅に広がります。

6. まとめ

📌 この記事のポイント
  • NWエンジニアはCCNA・通信インフラが中心、サーバーエンジニアはLinuC・Linux系が中心
  • 年収・将来性はどちらも高水準。クラウドと組み合わせることが長期的に重要
  • 最初はどちらから入っても後から補完できる。「どちらに興味があるか」で選ぶのが正解

Route Bloomでキャリアをサポートします

ネットワーク・サーバーどちらから学ぶべきか、個別にアドバイスします。
2026年7月からフリーランス講師として本格始動予定です。お気軽にご相談ください。

※記載の情報は執筆時点の内容です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:経営/個人事業/アパレル