オンプレミスからクラウド移行の進め方|インフラエンジニアのAWS移行実践ガイド

現場実践|クラウド移行
オンプレミスからクラウド移行の進め方
インフラエンジニアのAWS移行実践ガイド
「クラウド移行を任されたけど何から始めればいい?」——オンプレミスからAWSへの移行プロジェクトの進め方を、移行戦略の選択から実施まで解説します。
💡 クラウド移行は「移す」だけでなく「最適化」のチャンス。正しい移行戦略を選ぶことでコスト削減・可用性向上・運用効率化を同時に実現できます。
1. 移行戦略(AWS 6つのR)
| 戦略 | 内容 | 向いているシステム |
|---|---|---|
| Rehost(リフト&シフト) | そのままEC2に移行 | 移行コスト最小・まず移行を完了させたい場合 |
| Replatform | 最小限の最適化をしながら移行(RDSへ移行等) | DBのマネージドサービス化を図りたい場合 |
| Refactor | クラウドネイティブに再設計 | 長期的なコスト最適化・スケーラビリティが必要な場合 |
| Retire | 不要なシステムを廃止 | 使われていないシステム・重複機能の削除 |
2. アセスメントの進め方
1
現行インフラの棚卸し
サーバー台数・OS・ミドルウェア・依存関係・通信フローを整理する。AWS Migration Hubで自動検出することも可能。
2
各システムの移行戦略を決定
システムごとに「リホスト・リプラットフォーム・廃止」のいずれかを選択する。判断基準は「移行コスト・将来性・依存関係の複雑さ」。
3
AWS上の目標アーキテクチャを設計
移行後のVPC設計・サブネット・セキュリティグループ・DR(災害復旧)戦略を設計する。
3. 移行フェーズ
Phase1:評価・計画(1〜3ヶ月)
アセスメント・移行計画書・チーム編成・AWS環境の準備(Landing Zone構築)
Phase2:PoC・パイロット(1〜3ヶ月)
重要度の低いシステムを先行移行してノウハウを蓄積する
Phase3:本番移行(3〜12ヶ月)
波を作って順次移行。各波の移行後に安定運用を確認してから次の波へ進む
4. 移行チェックリスト
- 移行後のシステムの動作確認・性能テストを実施した
- バックアップ・DR(ディザスタリカバリ)の設計が完了している
- 監視・アラートの設定がAWS CloudWatchで完了している
- セキュリティグループ・IAMの最小権限設定が完了している
- コスト最適化(リザーブドインスタンス・Savings Plans)の検討が完了している
📌 この記事のポイント
- まずリホスト(リフト&シフト)で移行を完了させてから最適化するアプローチが安全
- 移行前のアセスメント(棚卸し・依存関係の整理)が移行成功の鍵
- 重要度の低いシステムをパイロット移行してノウハウを蓄積してから本番に臨む
よくある質問(FAQ)
Q. オンプレミスからクラウド移行の進め方を学ぶ上で、前提知識は何が必要ですか?
基本的なネットワーク知識(IP・サブネット・ルーティングの概念)とLinuxコマンドの基礎があると学習が進めやすいです。CCNA・LinuC Level1程度の知識があれば十分です。クラウド自体はGUIで操作できるため、プログラミングの知識がなくても始められます。
Q. オンプレミスからクラウド移行の進め方の資格取得にはどのくらいの費用がかかりますか?
AWS・Azure・GCPともに試験費用は15,000〜30,000円程度です。学習教材としてUdemyのオンライン講座(セール時2,000〜3,000円)と公式ドキュメント(無料)の組み合わせが費用対効果が高いです。ハンズオン練習のためのクラウド利用料は月2,000〜5,000円程度見ておくとよいでしょう。
Q. クラウド系のスキルは将来性がありますか?
クラウド関連スキルの将来性は非常に高いです。企業のクラウド移行は今後も続き、2026年現在でもAWS・Azure認定資格保有者の需要は旺盛です。フリーランス市場でもクラウドエンジニアの単価は月80〜120万円と高水準で、今から学ぶ価値は十分あります。
キャリアの疑問、一緒に解決しませんか?
Route Bloomでは、インフラ系ITエンジニアを目指す方への個別サポートを行っています。2026年7月からフリーランス講師として本格始動予定です。
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