学生・若手向け|キャリアガイド

高校生・大学生がITエンジニアを目指すために
今すぐできること完全ガイド

「将来エンジニアになりたいけど何から始めればいい?」——情報系じゃなくても、文系でも、今の学生時代に何をするかで社会人スタートの差は大きく変わります。現役IT講師が具体的な行動を解説します。

読了目安:約15分対象:IT業界に興味がある高校生・大学生更新日:2026年3月
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この記事の核心:学生時代にITパスポートorCCNAを1つ取得しておくだけで、就活・入社後のスタートダッシュが大きく変わります。資格がなくても、Linuxを触った経験・ポートフォリオがあれば十分に差別化できます。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有AzureFundamentals 保有SES現場を複数経験現役IT講師

NWエンジニアとして複数のSES現場でインフラ構築・運用・障害対応を経験。現在はIT講師としてCCNA・LPIC・AWS CLF・Azure Fundamentalsの資格取得コースを担当。学生・未経験者のキャリア相談を数多く受けてきた経験から、この記事を書いています。Route Bloomは、この経験をもとに立ち上げた独立事業です。

1. 学生のうちにITを学ぶメリット

まず、学生時代のIT学習は社会人になってから始めるよりも大きな優位性があります。なぜなら、学生は時間の自由度が高く、失敗しながら学べる環境があるからです。

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就活で圧倒的に有利になる
ITパスポートや基本情報技術者を持っているだけで、IT企業の採用担当者の目に留まりやすくなります。特に非情報系学生は「意欲がある」として評価されます。
💰
入社後の年収スタートが違う
CCNAなどの実践資格を持って入社すると、資格手当がつく企業も多く、同期より早い段階で上位案件に入れる可能性が高まります。
🎯
「向いているか」を確認できる
入社前にLinuxやプログラミングに触れることで、自分がIT業界に向いているかどうかを判断できます。就職してから「思っていたのと違う」という後悔を防げます。

2. まず最初にやること3選

また、「何から始めれば良いか」でつまずく学生が多いです。具体的には、以下の3つを順番に実行するだけで大きな差がつきます。

  • 1
    PCでLinuxを動かしてみる(無料・1日で可能)
    WSL(Windows Subsystem for Linux)またはVirtualBoxを使って、自分のPCにLinux環境を作る。コマンドラインで「ls」「cd」「mkdir」を打つだけで、インフラエンジニアの仕事を体感できます。難しくない上に、これをやっているだけで就活で話せるエピソードになります。
  • 2
    ITパスポートの学習を始める(1〜2ヶ月)
    IT全般の基礎知識(ネットワーク・セキュリティ・経営・法律)を体系的に学べる国家資格。受験料5,700円と安く、学生でも2〜3週間の学習で合格できます。IT企業への就活で「基礎知識がある」証明になります。
  • 3
    IT系の情報を毎日インプットする習慣をつける
    Zenn・Qiita・はてなブログなどのITエンジニア向け情報サイトを読む習慣をつける。1日10〜15分で良い。業界のトレンド・技術用語に慣れるだけで、面接での会話力が大きく変わります。

3. 取っておくと有利な資格

さらに、学生時代に取得しておくと就活・入社後に差がつく資格を紹介します。なお、全部取る必要はなく、1〜2個に絞って集中することが重要です。

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ITパスポート(最優先)
IT基礎知識の証明。受験料5,700円・学習期間1〜2ヶ月。文系学生でも取りやすく、IT企業・一般企業どちらの就活でも評価されます。
💻
基本情報技術者試験
IT系就職の定番国家資格。アルゴリズム・ネットワーク・DB・プログラミングの基礎が身につく。情報系学生なら必須。非情報系でも取ればアピール力抜群。
🌐
CCNA(インフラ志望者向け)
ネットワーク系インフラエンジニアを目指すなら学生時代に挑戦する価値あり。取得済みで入社するとキャリアスタートが別格になります。学習期間3〜5ヶ月。
☁️
AWS CLF(クラウド志望者向け)
クラウドに興味があるなら入門として最適。1〜2ヶ月で取得可能。IT企業の採用担当者に「クラウドへの関心と行動力がある」と映ります。
⚠️ 難しい資格を目指すより大切なこと

また、学生時代に高難度資格を追うより「実際に手を動かした経験」の方が評価されることも多いです。したがって、CCNAより先に「Linuxを使ったホームラボ」「GitHub上のコード」「自作のインフラ構成図」などのアウトプットを残すことも同じくらい重要です。

4. 技術スキルの学び方(お金をかけずに)

また、学生時代はお金をかけずに学べる環境が充実しています。具体的には、以下のリソースを活用することで費用ほぼゼロで実践的なスキルが身につきます。

  • WSL2 + Ubuntu:Windowsユーザーは無料でLinux環境を構築できる。コマンドの実機練習に最適
  • AWS無料枠:クレジットカードが作れる大学生なら、EC2・S3・VPCを無料で試せる。実務と同じ環境
  • GitHub:自分の作業ログ・設定ファイルを公開することで「行動力の証明」になる。就活ポートフォリオとして使える
  • Ping-t:CCNA・LinuCの問題集サービス。無料会員でも多数の問題が使える。スマホで隙間学習が可能
  • Udemy(セール時):1,500〜2,000円で高品質な動画学習が可能。AWS・Linux・Dockerの入門コースが充実

5. 就活でITエンジニアを目指す方法

そのため、IT系企業への就活で差をつけるためのポイントをまとめます。なぜなら、多くの学生が「なんとなく応募」しているため、少しの準備で突き抜けられるからです。

エンジニア就活で大切な3つの軸

  • 技術への興味・行動の証拠:資格・GitHub・自作プロジェクトなど「やった」証拠を持つ。面接で「何をやったか」を具体的に話せることが最重要
  • 職種の理解:「インフラ」「開発」「クラウド」「セキュリティ」の違いを説明できるようにする。志望職種が曖昧な学生は面接で落ちやすい
  • 企業のビジネス理解:SES・SIer・自社開発の違いを理解した上で応募する。入社後の後悔の多くは、就職前の「企業理解不足」が原因
💡 非情報系・文系学生が差をつけるポイント

具体的には、「ITパスポート取得済み」「Linuxを独学で使っている」「AWSの無料枠でサーバーを立てた」という経験を面接で話せるだけで、採用担当者の印象は大きく変わります。したがって、学部・学科の不利は行動力でカバーできます。

6. よくある疑問(FAQ)

Q. プログラミングができないとエンジニアになれませんか?
また、インフラエンジニア・ネットワークエンジニアはプログラミングが必須ではありません。つまり、コードを書くよりもサーバー・ネットワーク・クラウドの設計・構築・運用が中心の職種です。したがって、プログラミングが苦手でもインフラ系エンジニアとして活躍できます。
Q. 高校生のうちからでも準備できますか?
なお、高校生でも十分に準備できます。具体的には、ITパスポートは高校生でも受験可能で、合格している方も多くいます。また、YouTube・Udemy・書籍でのプログラミング・Linux学習も高校生から始められます。早く始めるほど大学入学時点での差が大きくなります。
Q. 独学とプログラミングスクール、どちらがいいですか?
そのため、学生のうちは独学を推奨します。なぜなら、スクールの費用(数十万円)を払う前に独学で試して「自分に向いているか」を確認できるからです。ITパスポートを独学で取れた方は、CCNAや基本情報技術者も独学で取れる可能性が高いです。

7. まとめ

最後に、学生がITエンジニアを目指すための行動をまとめます。以上のように、完璧な準備は必要なく「小さな行動の積み重ね」が重要です。

📌 今日から始められること
  • まずWSL2またはVirtualBoxでLinux環境を作り、基本コマンドを実際に打ってみる
  • ITパスポートの参考書を1冊購入して学習開始(受験料5,700円・1〜2ヶ月で取得可能)
  • インフラ・開発・クラウドの職種の違いを調べ、自分が目指す方向性を決める
  • GitHubアカウントを作り、学習の記録をアウトプットする習慣をつける
  • 就活時期が近い方はCCNAまたは基本情報技術者取得を目標に設定する

Route Bloomでキャリアをサポートします

学生時代から「何を学べばいいか」「どの資格が役立つか」をサポートします。
2026年7月からフリーランス講師として本格始動予定です。お気軽にご相談ください。

※記載の情報は執筆時点の内容です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:経営/個人事業/アパレル