SESとは何か?仕組み・派遣との違い・メリット・デメリットを元NWエンジニアが現場目線で解説


SESを知りたい方・転職検討中・採用担当者向け

SES」とは何か?
仕組み・派遣との違い・メリット・デメリットを
元NWエンジニアが現場目線で正直に解説

「SESって派遣と何が違うの?」「搾取されるって本当?」——IT業界の外にいる方・就職転職を検討中の方へ、14年の現場経験をもとに包み隠さず解説します。

読了目安:約25〜30分
対象:SESを知りたい方・転職検討中・採用担当者
更新日:2026年2月

この記事を書いた人
インフラエンジニア歴14年・現役IT講師
CCNA / CCNP 保有
LPIC-1 保有
AzureFundamentals 保有
SES現場を複数経験
現役IT講師

元NWエンジニアとして複数のSES現場でインフラ構築・運用・障害対応を経験。現在はフリーランスITエンジニア兼IT講師として、CCNA・LPIC・AWS等の資格取得コースおよびインフラ実務演習を担当。「SESは搾取だ」「SESはやめとけ」といった情報も多い中、現場を14年見てきた視点で事実をお伝えします。

「SES」という言葉、IT業界の外ではなかなか馴染みがないかもしれません。しかし就職・転職活動をしていると「SES企業への応募」「SES案件」という言葉に頻繁に出会います。

インターネットで「SES」と検索すると、「やめとけ」「搾取」「グレー」といったネガティブなワードが上位に並びます。実際のところはどうなのか——SES現場を複数経験し、現在もIT講師としてSESエンジニアを育成している立場から、事実に基づいて解説します。良い面も悪い面も、包み隠さずお伝えします。

1. SESとは何か——定義と基本の仕組み

まず、この記事で解説する内容と、読み終えた後に得られる知識を整理しておきましょう。また、具体的なポイントを把握することで、学習や転職活動をより効率的に進められます。

SESの正式名称と定義

「SES=搾取」という言葉、ネットでよく見かけますよね。正直に言います——そういう会社も存在はします。ただ、そうじゃない会社もちゃんとあります。14年間SES現場を見てきた私が、フラットな視点で整理します。

つまり、SESとは 「System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)」 の略称です。IT業界における契約形態の一つで、「エンジニアの技術力・労働力を、それを必要とするクライアント企業に提供するサービス」を指します。

具体的には、SES企業に所属するエンジニアが、クライアント企業の開発現場・インフラ現場などに常駐して、システム開発・インフラ構築・運用保守などの業務を行う形態です。

📌 SESの契約形態:「準委任契約」

SES契約は法律上、民法第643条(委任)・第656条(準委任)に基づく「準委任契約」として扱われるケースが一般的です。「SES契約」を直接定める法律は存在せず、法律上の明確な定義があるわけではありませんが、業界慣行として準委任契約の形で運用されています。準委任契約では成果物の完成責任を負わず、エンジニアが作業した時間・労働に対して報酬が発生します。

なぜSESという形態が生まれたのか

IT業界では「慢性的な人材不足」が長年の課題です。大きなシステム開発プロジェクトが発生したとき、自社エンジニアだけではリソースや技術をまかなえないクライアント企業が多くあります。そのような際に「必要な期間・必要な技術を持ったエンジニアを外部から確保する手段」としてSESが活用されています。

🏢
クライアント企業にとって
必要なタイミングで必要な技術のエンジニアを確保できる。採用・育成コストを削減できる

🏗️
SES企業にとって
自社エンジニアの技術力を活かしてビジネスを展開できる。参入障壁が比較的低いビジネスモデル

👨‍💻
エンジニアにとって
複数の現場を経験することでスキルの幅が広がりやすい。1社に縛られず多様な環境を体験できる

2. SESに登場する3者の関係

次に、詳細について確認していきます。つまり、具体的な内容を把握することで、正しい判断ができるようになります。さらに、各ポイントを意識しながら読み進めてください。

SESの仕組みを理解するうえで、必ず登場する3者の関係を把握することが重要です。

登場人物役割補足
SES企業(ベンダー)エンジニアを雇用し、クライアントにサービスを提供する会社。エンジニアへの指揮命令権を持つ中小〜中堅のIT企業が多い。エンジニアを正社員として雇用している
クライアント企業SES企業にエンジニアの派遣を依頼する会社。エンジニアに直接の指揮命令はできない(後述)金融機関・製造業・通信会社・官公庁など、ITシステムを必要とするあらゆる業種
SESエンジニアSES企業に所属し、クライアントの現場に常駐して技術力・労働力を提供するインフラエンジニア、サーバーエンジニア、開発エンジニア、運用エンジニアなど
📊 SESの関係構造(図解)

【SES企業】 ——(SES契約=準委任契約)—— 【クライアント企業】
  ↓ 雇用契約・指揮命令
【SESエンジニア】 → クライアント現場に常駐して作業

エンジニアへの指揮命令権は「SES企業」が持ちます。クライアント企業はエンジニアに直接指示を出すことが契約上できません(この点が派遣と大きく異なります)。

「常駐」とはどういう状態か

SESエンジニアはクライアント企業のオフィス・データセンターなどに「常駐」して働きます。毎日クライアントのビルに出勤し、クライアントの社員と同じフロアで仕事をする形が一般的です。ただし雇用関係はSES企業との間にあり、給与・社会保険・有給休暇の管理などはすべてSES企業が行います。

3. SES・派遣・請負の違い——最重要ポイント「指揮命令権」

続いて、実践的な内容を解説します。そのため、ここで紹介する内容を自分のケースに当てはめながら読むことが重要です。一方で、個人差もあるため参考程度に捉えてください。

SESについて理解するうえで最も重要な概念が「指揮命令権」です。これがSESと派遣を分ける最大のポイントです。

指揮命令権とは

指揮命令権とは、「労働者に対して業務上の指示を出す権限」のことです。「何時にどこへ行って、何をしなさい」という指示を出せる権利です。

SES(準委任契約)
指揮命令権SES企業(ベンダー側)が持つ
成果責任なし。エンジニアが作業した時間・労働に対して報酬が発生
エンジニアの選定準委任契約上、クライアントが事前に特定エンジニアを指定することは原則できない
事業許可派遣事業許可は不要

派遣(労働者派遣契約)
指揮命令権派遣先(クライアント企業)が持つ
成果責任なし。労働時間に対して報酬が発生
エンジニアの選定派遣先がエンジニアを選定できる
事業許可厚生労働省の許可が必要(労働者派遣法)

⚠️ 現場の実態について

契約上はクライアントに指揮命令権がないSES契約であっても、実際の現場ではクライアントの担当者から直接業務指示を受けるケースが少なくありません。これは「偽装請負」と呼ばれ、違法行為にあたります。しかし指揮命令権がどこにあったかを証拠として残すことが難しく、表面化しにくいため業界の課題として残り続けています。この点については第7節で詳しく説明します。

請負との違いも整理しておく

契約形態報酬の発生条件成果責任主な用途
SES(準委任契約)作業した時間・労働に対してなし要件が流動的なプロジェクト、スキルを一時的に活用したい場合
請負契約成果物の完成・納品に対してあり(契約不適合責任)要件が明確で完成品を納品するプロジェクト
派遣契約作業した時間・労働に対してなし指揮命令権をクライアントが持ちたい場合

業界では「請負は成果責任型、SESは稼働時間型」と言われます。この覚え方で整理するとわかりやすいです。

4. SESの現場で実際に行われる仕事

また、ここでは具体的な方法や手順について説明します。なぜなら、正しい手順を知ることで無駄な回り道を避けられるからです。したがって、順番を意識して取り組んでください。

SESエンジニアが担当する仕事は、案件・フェーズによって大きく異なります。インフラ系・開発系の両方に分けて整理します。

インフラ系(著者が主に経験してきた領域)

  • サーバー・ネットワーク機器の運用・監視(死活監視、ログ確認、障害初動対応)
  • ネットワーク機器・サーバーの設定変更・保守作業(夜間メンテナンスが多い)
  • 新規インフラの設計・構築(経験を積んだ後に携わるケースが多い)
  • クラウド環境(AWS・Azure・GCP)の構築・運用
  • 障害発生時の原因調査・復旧対応

開発系

  • Webアプリケーション・業務システムの開発・改修
  • テスト工程(手順書に沿ったテスト実施・結果取りまとめ)
  • 既存システムの保守・バグ対応
現場経験者の声(著者自身)

SESの現場に最初に入ったとき、最初の3ヶ月はひたすら監視ツールのアラート確認とチケット起票の繰り返しでした。「これだけでいいのか」と不安になることもありましたが、その経験が後の障害対応の土台になっていました。どの現場でも、最初は「信頼を積む期間」だと思って動くことが大切です。

著者(元NWエンジニア・インフラエンジニア歴14年・現役IT講師)

キャリアのフェーズと業務の変化

フェーズ1|運用・監視(未経験〜1年目が多い)
監視ツールの操作・ログ確認・インシデントチケット起票・手順書通りの定型作業。技術力よりも「正確に動ける」「迅速に報告できる」が求められる。

フェーズ2|保守・変更作業(1〜3年目)
夜間メンテナンスでの設定変更、機器交換、手順書の作成補助など。CCNAや実務知識が直接活きてくる場面が増える。

フェーズ3|設計・構築(3年目以降〜)
新規システムの設計・構築に主体的に携わる。CCNP・AWS SAAなど上位資格保有者が多く、アーキテクチャレベルの議論が求められる。

5. SESエンジニアのメリット

さらに、重要なポイントを補足します。なお、ここで紹介する内容は現場での実体験をもとにしているため、実際の状況に近い情報です。一方で、状況によって異なる場合もあります。

SESで働くことには、エンジニアとして明確なメリットがあります。現場を複数経験してきた立場から正直にお伝えします。

    よくある疑問

    よくある疑問

  • さまざまな現場・技術に触れることができる
    1つの企業に留まっていると経験できないような、異なる業種・システム規模・技術スタックの現場を複数経験できます。これはエンジニアとしてのスキルの幅を広げる大きな機会です。
  • 未経験・若手でも比較的入りやすい
    IT未経験からエンジニアとしてキャリアをスタートする際、自社開発系やSIerへの直接入社よりも、SES経由の方が間口が広い傾向があります。CCNAなどの資格を事前に取得してから入ると、配属先の質が上がりやすいです。
  • 人間関係の問題を比較的リセットしやすい
    常駐先の人間関係に問題が生じた場合、所属SES企業の営業担当者を通じて別の現場への異動を依頼できる可能性があります。1つの職場に縛られないことがメリットになるケースがあります。
  • スキルアップがフリーランスや次のステップにつながる
    SESで複数現場を経験し、スキルと資格を積み上げることで、フリーランスへの独立・上位SIerへの転職・自社開発企業への移籍など、キャリアの選択肢が広がります。

6. SESエンジニアのデメリット——正直に言います

加えて、実践的な観点から解説します。具体的には、ここで紹介する方法を活用することでスキルアップや転職活動を加速できます。したがって、ぜひ参考にしてください。

メリットだけを伝えるのは誠実ではありません。SESで働くことの実際のデメリットも、現場経験に基づいて正直に伝えます。

  • 中間マージンが発生し、収入が抑えられやすい
    クライアントがSES企業に支払う単価から、SES企業のマージンが引かれた残りがエンジニアの収入になります。フリーランスと比較すると、同じ技術力でも収入が低くなりやすい構造です。
  • 「運用監視」が長期化するリスクがある
    最初に配属される運用監視業務から先に進めず、数年間同じ業務が続くケースがあります。これは自分の行動次第でも変わりますが、所属するSES企業がキャリアアップを支援しているかどうかにも左右されます。
  • 現場によっては夜間・休日対応がある
    インフラ運用監視の案件では24時間365日体制のシフト勤務が求められる場合があります。ネットワーク変更作業やサーバーのパッチ適用は利用者の少ない深夜帯に実施することが多いです。
  • 「待機期間(アサイン待ち)」が発生することがある
    案件が終了した後、次の案件が決まるまでの間「待機」状態になることがあります。この期間の給与支払いはSES企業によって扱いが異なるため、事前の確認が重要です。
  • 所属企業への帰属意識が薄れやすい
    常駐先に長く勤務していると、実際の所属企業であるSES企業とのつながりが希薄になりがちです。キャリア相談・スキルアップ支援を積極的に行ってくれるSES企業を選ぶことが重要です。

7. 「SESはやめとけ」「グレー」と言われる理由

そのため、よく寄せられる疑問についてまとめました。また、同じ悩みを持つ方が多いため、自分だけではないことを知っていただければ幸いです。なお、個別相談も受け付けています。

SESに対してネガティブなイメージがある理由を、事実に基づいて整理します。

理由①「偽装請負」が起こりやすい構造

前述の通り、SES契約(準委任契約)では指揮命令権はSES企業が持ちます。しかし実際の現場では、クライアント側の担当者がエンジニアに直接「今日はこれをやってください」と指示を出すケースが多くあります。これは契約上の違反であり、「偽装請負」にあたります。

なぜこれが起きやすいかと言うと、指揮命令権がどこにあったかを証拠として残すことが難しく、違反行為として表面化しにくいからです。クライアント・SES企業の双方が意識的に違反しているケースだけでなく、双方の契約理解が不足しているために起きているケースも多くあります。

⚠️ 偽装請負の法的リスク(法令根拠)

偽装請負が発覚した場合、クライアント企業・SES企業の双方に法的罰則が課せられる可能性があります。労働者派遣事業法第59条1号に基づき「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が課される可能性があり、法人に対しても同法62条により罰則が課されます。また、職業安定法第44条違反として処罰されるケースもあります。詳細は法令専門家にご相談ください。

理由②「多重下請け構造」による中間搾取の問題

IT業界には「多重下請け構造」と呼ばれる商流が存在します。クライアント → 元請けSIer → 一次下請けSES → 二次下請けSES、のように多層構造になっているケースがあります。階層が深くなるほど中間マージンが積み重なり、実際にエンジニアに渡る報酬が少なくなります。

この構造が「搾取」と批判されることがあります。ただし多重下請けはSES業界に限った話ではなく、IT業界全体に見られる構造的な問題です。

理由③「運用監視から抜け出せない」問題

SESでキャリアをスタートした多くの方が最初に配属されるのが「運用監視」です。この業務は経験の土台として重要ですが、一部のSES企業ではエンジニアをキャリアアップさせるより「運用監視現場に置き続ける方が管理コストが低い」という意識が働くことがあります。

結果として「数年経っても同じ業務しか経験できない」という状況が生まれ、「SESはキャリアが積めない」というイメージにつながっています。

✅ 現場経験から言えること

上記の問題はすべて「一部のSES企業・一部の現場」で起きていることです。良い体制のSES企業・良い現場では、エンジニアのキャリアアップを積極的に支援し、適切な案件変更や資格取得支援を行っています。「SES企業の質と自分の行動の両方が、経験の質を決める」というのが14年間現場を見てきた私の実感です。

8. クライアント企業・採用担当者からみたSES活用

最後に、重要なポイントを整理します。以上のように、ここまで解説してきた内容を振り返りながら、自分の行動計画に活かしてください。また、不明点があればお気軽にご相談ください。

SESを「受け入れる側」であるクライアント企業・採用担当者の視点でも整理します。

クライアント企業がSESを活用するメリット

  • 必要なタイミングで必要なスキルを持ったエンジニアを確保できる
  • 自社でのエンジニア採用・育成にかかるコストと時間を削減できる
  • プロジェクトの繁閑に合わせて人員を柔軟に調整できる
  • 請負と異なり完成責任を問われないため、要件が流動的なプロジェクトに対応しやすい

クライアント企業が注意すべき点

  • 準委任契約の性質上、エンジニアに直接業務指示を出すことができない(偽装請負のリスク)
  • エンジニアが現場を離れた際、知識・ノウハウが自社に残りにくい
  • 成果物の完成を契約上保証させることができない
💡 採用担当者の方へ

SESを活用して高い質の人材を確保するためには、エンジニアの育成・管理体制が整ったSES企業を選ぶことが重要です。当社ではインフラエンジニア歴14年・現役IT講師が直接人材の技術力・資格・実務対応力を確認したうえで提案することが可能です。お気軽にお問い合わせください。

9. 良いSES企業と悪いSES企業の見分け方

さらに、追加の情報をお伝えします。なお、ここでの内容は補足的なものですが、実践において役立つ情報が含まれています。したがって、余裕があればぜひ確認してください。

SESで働く・活用するうえで、SES企業の質を見極めることが最重要です。現場経験と講師経験の両方から、具体的な判断基準をお伝えします。

良いSES企業の特徴

  • 資格取得支援制度がある:受験費用補助・学習時間確保の仕組みがある
  • 待機期間中も給与が保証されている:案件の空き期間に給与がゼロになる企業は避けるべき
  • 担当営業が定期的に面談・相談に乗ってくれる:常駐先の環境改善や案件変更を柔軟に対応してくれる
  • 単価の透明性がある:自分のスキルに対してどの程度の単価で案件を受注しているかを示してくれる
  • 入社後の教育・研修体制がある:技術教育や資格取得サポートに投資している

避けるべきSES企業の特徴

  • 待機期間中の給与支払い条件が不明確・または給与がゼロになる
  • 面接・説明会でキャリアアップについての具体的な話が出てこない
  • 単価や取引先が不透明で開示されない
  • 「未経験歓迎・即入場」だけを全面に出しており、その後の育成計画がない
  • 多重下請けの深い階層に位置しており、エンジニアへの還元率が著しく低い

10. よくある疑問(FAQ)

最後に、全体をまとめます。以上のように、この記事で紹介してきた内容を総括します。また、次のステップに向けて必要な行動を明確にしてください。

SESと派遣は何が違うのですか?
A最大の違いは指揮命令権の所在です。SES(準委任契約)では指揮命令権はSES企業が持ち、クライアントはエンジニアに直接指示を出せません。派遣(労働者派遣契約)では指揮命令権が派遣先のクライアントにあります。また派遣事業には厚生労働省の許可が必要ですが、SES(準委任契約)は派遣事業許可が不要という違いもあります。

SESは違法なのですか?
ASES契約自体は合法です。ただし、契約上はSES(準委任契約)を結んでいるにもかかわらず、クライアントがエンジニアに直接指揮命令を行っている場合は「偽装請負」となり、労働者派遣事業法等の違反になります。SES契約の仕組みを正しく理解・運用すれば、合法的に活用できる契約形態です。

その他について

SESエンジニアの年収はどれくらいですか?
A経験年数・スキル・所属するSES企業の単価水準によって大きく異なります。未経験入社直後は300万円前後、2〜3年目でCCNA等の資格を保有すると350〜450万円程度、設計・構築に携わる3〜5年目で450〜600万円程度が目安です。これらはあくまで目安であり、特定の年収を保証するものではありません。

SESに向いている人はどんな人ですか?
Aさまざまな環境に適応できる柔軟性がある方、新しい技術や現場を積極的に経験したい方、まずは実務経験を積んでキャリアを構築したい未経験者などが向いています。一方、同じ職場・チームで長期的に仕事をしたい方や、特定の技術に深く特化したい方には向かない面もあります。

文系・未経験でもSESに入れますか?
A入れます。SES企業、特にインフラ系の案件では文系・未経験からのキャリアスタートが一般的なルートの一つです。ただし、CCNAやITパスポートなど基礎的な資格を事前に取得していると、配属先の質や職場での信頼度が変わりやすいです。

SESからフリーランスになることはできますか?
Aできます。SESで複数の現場を経験し、スキルと資格(CCNP・AWS SAA等)を積み上げた後にフリーランスとして独立するルートは業界内で一般的です。フリーランスは会社のマージンが発生しないため収入が上がりやすい反面、営業・経理・保険等を自己管理する必要があります。実務経験3〜5年以上が独立の目安として挙げられることが多いです。

11. まとめ

また、最終的なまとめを確認しましょう。以上のように、この記事で学んだ内容を活かして次のステップに進んでください。

✅ この記事のポイント整理
  1. SESとは「System Engineering Service」の略で、IT業界における準委任契約の形態。エンジニアがSES企業に所属しながらクライアント現場に常駐して技術を提供する
  2. 3者の関係:SES企業(雇用主)・クライアント企業(業務委託先)・SESエンジニアが関わり、指揮命令権はSES企業が持つ
  3. 派遣との最大の違いは「指揮命令権」:SESはSES企業が持ち、派遣は派遣先(クライアント)が持つ。クライアントがSESエンジニアに直接指揮命令を出すと「偽装請負」となり違法
  4. メリット:さまざまな現場経験・未経験でも入りやすい・人間関係のリセットがしやすい・フリーランスへの踏み台になる
  5. デメリット:中間マージンで収入が抑えられやすい・運用監視が長期化するリスク・夜間対応がある現場がある
  6. 「やめとけ」と言われる背景:偽装請負が起きやすい構造・多重下請けの中間搾取・一部企業でキャリアアップが進まないケースがある。ただしこれは「一部のSES企業・一部の現場」の問題
  7. SES企業の質の見極めが最重要:資格取得支援・待機期間中の給与保証・担当営業の対応・単価の透明性を確認する

SESはIT業界に広く普及した働き方であり、使い方次第でエンジニアのキャリアを大きく広げる環境にもなります。「SES=すべて悪い」でも「SES=すべて良い」でもなく、所属するSES企業の質と自分自身の行動の両方が、経験の質を決めるというのが14年間現場と教育の両方を見てきた私の正直な結論です。

SESについてもっと詳しく知りたい方へ

また、最終的なまとめを確認しましょう。以上のように、この記事で学んだ内容を活かして次のステップに進んでください。

インフラエンジニア歴14年・現役IT講師が直接担当するSES人材サービスを提供しています。
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たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:経営/個人事業/アパレル