Gitの使い方入門|インフラエンジニアもGitを使う理由と基本コマンドを解説

現場実践|バージョン管理入門
Gitの使い方入門
インフラエンジニアもGitを使う理由と基本コマンド
「Gitって開発者だけが使うもの?」「インフラにGitは必要?」——設定ファイル・インフラコードのバージョン管理がGitで劇的に改善します。基本コマンドから現場での活用法まで解説します。
1. インフラエンジニアがGitを使う理由
まず、Gitはもともとソフトウェアのソースコードを管理するために作られたバージョン管理システムです。しかし、インフラエンジニアにとっても以下の理由からGitは必須ツールになっています。
- 設定ファイルの変更履歴を管理できる:「いつ・誰が・何を変更したか」を追跡できる。サーバートラブル時の原因特定が容易
- IaC(Infrastructure as Code)との相性:Terraform・Ansible・CloudFormationなどのインフラコードをGitで管理するのが現場の標準
- ロールバックが簡単:設定変更後に問題が発生した場合、過去の状態に素早く戻せる
- チームでの共同作業が可能:複数人で同じ設定ファイルを編集する際の競合を解消できる
2. Gitの基本概念
また、Gitを使い始める前に理解すべき基本概念があります。具体的には、以下の3つを押さえることでGitの全体像が見えてきます。
リポジトリ(Repository)
ファイルとその変更履歴を保管する「倉庫」。ローカルリポジトリ(自PC)とリモートリポジトリ(GitHub等)がある。
コミット(Commit)
ファイルの変更を「記録」すること。何を変更したかのメッセージとともに保存される変更のスナップショット。
ブランチ(Branch)
変更作業を本番環境(main)から分離して行うための「枝」。作業が完了したらmainにマージする。
3. よく使う基本コマンド7選
さらに、実際の現場でよく使うGitコマンドを解説します。なお、まずこの7つを覚えるだけで基本的な作業は全てできます。
- git init:新しいリポジトリを作成する
- git clone [URL]:リモートリポジトリを自分のPCにコピーする
- git add .:変更したファイルをコミット対象に追加する
- git commit -m “メッセージ”:変更を記録する(メッセージは何を変更したかを簡潔に書く)
- git push origin main:ローカルの変更をリモートリポジトリに反映する
- git pull:リモートの最新変更を取得する
- git log –oneline:コミット履歴を一覧表示する
4. インフラでのGit活用例
また、現場でのGitの主な活用シーンを紹介します。なぜなら、具体的なユースケースを知ることで学習の目的が明確になるからです。
- Terraformコードの管理:AWSインフラをコードで定義するTerraformのファイルをGitで管理。変更履歴・コードレビューが可能になる
- Ansibleのプレイブック管理:サーバー設定を自動化するAnsibleのPlaybookをGitで管理。チームで共有・更新が容易
- シェルスクリプト・設定ファイル:運用で使うスクリプトや.bashrc等の設定ファイルをGitで管理してロールバックを可能に
- ドキュメント・手順書:MarkdownベースのドキュメントをGit管理してGitHub Pagesで公開することも可能
5. よくある疑問(FAQ)
Q. GitとGitHubは違うものですか?
また、違います。Gitはバージョン管理システム(ツール)で、GitHubはGitのリモートリポジトリをホスティングするサービスです。GitHubの他に、GitLab・Bitbucketなどの類似サービスもあります。
Q. インフラエンジニアはどのレベルまでGitを使えれば良いですか?
なお、入門レベルでは「clone・add・commit・push・pull」の基本5コマンドが使えれば十分です。さらに、Terraform等のIaCを扱う場合はブランチ・プルリクエストの操作も必要になります。
6. まとめ
📌 この記事のポイント
- GitはインフラエンジニアにもIaC・設定ファイル管理に必須のツール
- リポジトリ・コミット・ブランチの3つの概念を理解することが基礎
- clone・add・commit・push・pullの5コマンドで基本操作は完結
- TerraformやAnsibleとの組み合わせが現場での主な活用場面
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