AWS Step Functions入門|複雑な非同期処理をビジュアルに設計するサーバーレスワークフロー

現場実践|AWS Step Functions ワークフロー
AWS Step Functions入門|複雑な非同期処理をビジュアルに設計するサーバーレスワークフロー
「Lambda関数を複数連携させると複雑になる」「エラーリトライを自動化したい」——AWS Step Functionsを使った複数Lambdaの連携・条件分岐・エラーリトライ・並列処理の設計方法を解説します。
💡 Step Functionsは「複数のLambdaを順番に実行する」「エラー時に自動リトライする」「条件分岐してフローを変える」をビジュアルで定義できるサーバーレスワークフローサービス。複雑な非同期処理の管理が劇的にシンプルになります。
1. Step Functionsが解決する問題
Lambda連携の複雑化を防ぐ
Lambda内でLambdaを呼び出す「Lambda地獄」を避けられる。Step FunctionsのステートマシンでLambdaの実行順序を外部から管理できる。
リトライ・エラーハンドリングを自動化
Lambdaのエラー時の自動リトライ・フォールバック処理をステートマシンで定義できる。コードにリトライロジックを書く必要がなくなる。
並列処理を簡単に実装
Map(配列の各要素を並列処理)・Parallel(複数のブランチを並列実行)ステートで複雑な並列処理をビジュアルで定義できる。
2. ステートマシンのASL定義例
{
"Comment": "画像処理ワークフロー",
"StartAt": "ValidateInput",
"States": {
"ValidateInput": {
"Type": "Task",
"Resource": "arn:aws:lambda:ap-northeast-1:...:function:validate",
"Next": "ProcessImage",
"Retry": [{
"ErrorEquals": ["Lambda.ServiceException"],
"IntervalSeconds": 2,
"MaxAttempts": 3
}],
"Catch": [{
"ErrorEquals": ["States.ALL"],
"Next": "HandleError"
}]
},
"ProcessImage": {
"Type": "Task",
"Resource": "arn:aws:lambda:...:function:process",
"Next": "SendNotification"
},
"SendNotification": {
"Type": "Task",
"Resource": "arn:aws:states:::sns:publish",
"End": true
},
"HandleError": {
"Type": "Fail",
"Error": "ProcessingFailed"
}
}
}3. Standard WorkflowとExpress Workflowの違い
- Standard Workflow:最大1年間実行可能・実行履歴がコンソールで確認可能・状態の永続化あり・1秒あたり2,000実行が上限。長時間バッチ処理・重要なビジネスフロー向け
- Express Workflow:最大5分間・高スループット(1秒あたり100,000実行以上)・コストが低い。IoTデータ処理・リアルタイムイベント処理等の高頻度短時間処理向け
📌 この記事のポイント
- Step FunctionsはLambda連携の複雑化防止・自動リトライ・並列処理をビジュアルなステートマシンで実現する
- ASLでRetryとCatchを定義することでエラーリトライとフォールバック処理がコードなしで実現できる
- Standard Workflow(長時間・重要フロー)とExpress Workflow(高頻度・短時間)を用途に応じて選択する
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