クラウドエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・なり方を現役IT講師が解説

IT業界入門|クラウド職種ガイド
クラウドエンジニアとは?
仕事内容・必要スキル・なり方を解説
IT業界で最も需要が高まっている「クラウドエンジニア」という職種を徹底解説。仕事内容・年収・必要スキル・なり方まで現役IT講師が丁寧に説明します。
1. クラウドエンジニアとは
まず、クラウドエンジニアはAWS・Azure・Google Cloud等のクラウドプラットフォーム上でインフラを設計・構築・運用するエンジニアです。つまり、従来の「オンプレミスのサーバーエンジニア・ネットワークエンジニア」がクラウドに移行した職種といえます。
AWSエンジニア
最も求人数が多いクラウドエンジニア。EC2・VPC・S3・RDS・Lambda等を扱う。AWS認定資格が就職・転職の武器になる。
Azureエンジニア
Microsoft系企業・官公庁系で需要が高い。AZ-104・AZ-305が主要資格。Office365との親和性が高い。
マルチクラウドエンジニア
AWS・Azure・GCP複数を扱えるエンジニア。最も市場価値が高く年収も高い。上級者向けの専門性。
2. 仕事内容
また、クラウドエンジニアの具体的な業務内容を解説します。
- クラウドアーキテクチャ設計:システム要件をヒアリングして最適なクラウド構成を設計。コスト・セキュリティ・可用性のバランスを考える
- インフラ構築(Terraform/CloudFormation):IaCツールを使ってAWS/AzureのリソースをコードでデプロイするSまたはコンソールで構築
- コスト最適化:クラウドの使用コストを分析して、不要なリソースの削除・インスタンスタイプの最適化を行う
- セキュリティ設定:IAM・セキュリティグループ・暗号化・VPCフローログ等のセキュリティ構成を実装
- 監視・ログ管理:CloudWatch・Azure Monitor等で死活監視・メトリクス収集・アラート設定
3. 必要なスキル
ネットワークの基礎
VPC・サブネット・ルーティング・セキュリティグループはオンプレのネットワーク知識が直接活きる。CCNAレベルの知識が土台になる。
Linux
クラウドのサーバーはLinuxベースがほとんど。LinuC/LPICレベルのコマンド・設定ファイル操作が必要。
IaC(Terraform等)
TerraformやCloudFormationでインフラをコード管理する能力。中上級クラウドエンジニアの必須スキル。
Python/スクリプト
boto3でAWSを操作・Lambda関数の記述・自動化スクリプト作成。Pythonの基礎があると単価が大幅アップ。
4. 年収相場
| フェーズ | スキル・資格 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 入門 | AWS CLF取得・クラウド基礎 | 320〜420万円 |
| 中級 | AWS SAA取得+構築経験1〜3年 | 500〜700万円 |
| 上級 | AWS SAP+Terraform+Python | 700〜1,000万円 |
| フリーランス | 専門性確立後の独立 | 800〜1,500万円 |
5. クラウドエンジニアになるためのロードマップ
1
インフラ基礎を固める(CCNAまたはLinuC取得)
クラウドはオンプレの延長。ネットワーク(VPC・サブネット)とLinux(サーバー操作)の基礎なしにクラウドを深く理解するのは難しい。
2
AWS CLF取得でクラウドの全体像を掴む(1〜2ヶ月)
AWSの主要サービス・料金体系・セキュリティの基礎を学ぶ。SAAへの橋渡しとして取得。
3
AWS SAA取得でアーキテクト能力を証明(2〜4ヶ月)
クラウドエンジニアとしての転職・単価交渉に最も効果的な資格。SAAを持てばクラウド案件への参画が現実的になる。
4
Terraform・Pythonで実践スキルを積む
実務でIaCと自動化スクリプトを使う案件に積極的に参画。この経験が年収700万円台以上への最大の武器になる。
6. よくある疑問
Q. オンプレ経験なしでもクラウドエンジニアになれますか?
また、資格学習でネットワーク・Linuxの基礎を身につければオンプレ未経験でもクラウドエンジニアになれます。ただし、オンプレ経験があると「なぜクラウドがこう設計されているか」の理解が深まり、設計案件での応用力が高まります。
Q. AWSとAzureどちらから始めるべきですか?
なお、国内の求人数はAWSが最も多いため、まずAWS(CLF→SAA)から始めることを推奨します。転職先企業のクラウド環境がAzure中心の場合はAzureを優先しても良いです。
📌 この記事のポイント
- クラウドエンジニアはAWS/Azureのインフラを設計・構築・運用する現在最も需要が高い職種
- CCNA・LinuC等のインフラ基礎知識がクラウドの深い理解に直結する
- AWS SAA取得+構築経験で年収500〜700万円が現実的な目標
- Terraform・Pythonのスキルを加えることで年収700万円〜の上位層に到達できる
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