AWS CloudWatchで始めるインフラ監視設計|メトリクス・アラート・ダッシュボードの実践

現場実践|AWS監視設計
AWS CloudWatchで始めるインフラ監視設計
メトリクス・アラート・ダッシュボードの実践
CloudWatchって何を監視すればいいの?——EC2・RDS・Lambda等のAWSリソースをCloudWatchで効果的に監視するための設計方法と実践的な設定方法を解説します。
💡 AWS環境の監視設計はCloudWatchを起点に考える。メトリクス収集・アラート設定・ダッシュボード構築の3つを整備することで、障害の早期検知と迅速な対応が実現します。
1. CloudWatchの基本構成
Metrics(メトリクス)
AWSリソースの時系列データ。CPU使用率・メモリ・ネットワーク等をデフォルトで収集。カスタムメトリクスも送信できる。
Alarms(アラーム)
メトリクスが閾値を超えた場合に通知・アクションを実行。SNS経由でメール・Slackに通知できる。
Logs(ログ)
EC2・Lambda・RDS等のログをCloudWatch Logsに集約。ログインサイトで検索・集計・可視化できる。
Dashboards(ダッシュボード)
複数のメトリクスを1画面に集約して表示。オペレーション画面として活用できる。
2. 監視すべき主要メトリクス
| リソース | 監視メトリクス | アラーム閾値目安 |
|---|---|---|
| EC2 | CPUUtilization | 80%以上で警告・90%以上で重大 |
| RDS | FreeStorageSpace / DatabaseConnections | ストレージ残り20%以下で警告 |
| ALB | TargetResponseTime / HTTPCode_Target_5XX | 5XXエラー率1%以上で警告 |
| Lambda | Errors / Duration / Throttles | エラー率1%以上で警告 |
3. Slack通知の設定方法
1
SNSトピックを作成する
CloudWatch AlarmのアクションとしてSNSトピックを設定。メール通知はSNSサブスクリプションで設定できる。
2
LambdaでSlack Incoming Webhookに転送
SNSのサブスクリプションにLambda関数を設定。Lambdaがアラーム内容をSlackのWebhookに送信する構成。
3
アラーム内容を見やすくフォーマット
Lambdaでアラーム名・状態・閾値・リソースIDをSlackのBlock Kit形式でフォーマットして通知する。
4. CloudWatch Logsの活用
- ロググループの保持期間を設定:デフォルトは無期限でコストが増大する。用途に応じて30日・90日・1年等の保持期間を設定する
- サブスクリプションフィルターでエラーを検知:ログからERRORやExceptionを含む行を検知してSNS通知するフィルターを設定する
- CloudWatch Logs Insightsでクエリ:SQLライクなクエリでログを集計・分析できる。障害調査時に活用できる
📌 この記事のポイント
- CloudWatchはメトリクス・アラーム・ログ・ダッシュボードの4つで構成される
- EC2・RDS・ALB・Lambdaの主要メトリクスとアラーム閾値を設定することが監視の基礎
- SNS+Lambdaを使ってCloudWatchアラームをSlackに通知する構成が現場の定番
よくある質問(FAQ)
Q. AWS CloudWatchで始めるインフラ監視設計を学ぶ上で、前提知識は何が必要ですか?
基本的なネットワーク知識(IP・サブネット・ルーティングの概念)とLinuxコマンドの基礎があると学習が進めやすいです。CCNA・LinuC Level1程度の知識があれば十分です。クラウド自体はGUIで操作できるため、プログラミングの知識がなくても始められます。
Q. AWS CloudWatchで始めるインフラ監視設計の資格取得にはどのくらいの費用がかかりますか?
AWS・Azure・GCPともに試験費用は15,000〜30,000円程度です。学習教材としてUdemyのオンライン講座(セール時2,000〜3,000円)と公式ドキュメント(無料)の組み合わせが費用対効果が高いです。ハンズオン練習のためのクラウド利用料は月2,000〜5,000円程度見ておくとよいでしょう。
Q. クラウド系のスキルは将来性がありますか?
クラウド関連スキルの将来性は非常に高いです。企業のクラウド移行は今後も続き、2026年現在でもAWS・Azure認定資格保有者の需要は旺盛です。フリーランス市場でもクラウドエンジニアの単価は月80〜120万円と高水準で、今から学ぶ価値は十分あります。
キャリアの疑問、一緒に解決しませんか?
Route Bloomでは、インフラ系ITエンジニアを目指す方への個別サポートを行っています。2026年7月からフリーランス講師として本格始動予定です。
ABOUT ME




