IT業界入門|よくある誤解・嘘・誇張

IT業界転職でよく聞く嘘・誇張・勘違い10選|現役IT講師が現実を正直に解説

「ITエンジニアになれば年収が必ず上がる」「プログラミングができれば稼げる」——IT業界転職・スクール・求人サイトでよく見かける誤解・誇張・嘘を現役IT講師が正直に解説します。

読了目安:約15分更新日:2026年4月

💡 IT業界には正しくない情報が溢れています。「IT転職で年収が倍になる」「3ヶ月で稼げる」は一部の事例を誇張したケースが多い。正確な情報を持つことが後悔のないキャリア選択の基盤です。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有SES現場を複数経験

IT業界14年間・転職サポートを多数行ってきた立場から、嘘・誇張・勘違いを正直に解説します。

1. よく聞く嘘・誇張・勘違い10選

1
「IT転職で必ず年収アップ」→ 嘘
未経験でIT業界に入ると年収が下がるケースが多い。「インフラ運用監視の新人」は年収300〜350万円台からスタートすることがある。年収アップには2〜3年の実務経験が必要。
2
「プログラミングができれば稼げる」→ 誇張
プログラミングが書けることは最低条件に過ぎない。設計力・問題解決力・コミュニケーション力が組み合わさって初めて高収入につながる。
3
「ITパスポートを取れば転職に有利」→ 誇張
採用担当者はITパスポートをほぼ評価しない。転職を目指すならCCNAまたはAWS CLFを最低限取得する必要がある。
4
「未経験でも3ヶ月で稼げる」→ 誇張
3ヶ月でITエンジニアとして独立・副業で安定収入を得るのは現実的でない。プログラミングスクールの成功事例は上位5〜10%の話をしていることが多い。
5
「SESはブラックが多い」→ 部分的に事実
SESの全てがブラックというわけではない。会社選びで差がある。技術支援・資格取得費用補助・キャリア相談ができる会社を選ぶことで状況は大きく変わる。

2. 残り5つの勘違い

  • 「AIでエンジニアの仕事がなくなる」→ 誇張:AIはコードを書くツールとして使えるが、要件定義・設計・インフラ構築・運用判断はまだ人間が必要。むしろAIを使いこなせるエンジニアの需要が高まっている
  • 「大企業に転職すれば安定」→ 部分的に事実:大企業でも早期退職・希望退職は起こる。「安定」は会社の規模よりスキルの希少性で決まる
  • 「エンジニアは常に最新技術を追い続けなければならない」→ 誇張:基礎技術(ネットワーク・OS・クラウド基礎)は10年以上有効。全ての新技術を追う必要はない
  • 「フリーランスは自由」→ 誇張:フリーランスは自由な反面、案件獲得・税務・保険の自己管理が必要。正社員より多くの自己管理が求められる
  • 「資格さえ取れば給料が上がる」→ 誇張:資格は「取得後に活かす行動」とセットで初めて意味を持つ。資格を取っただけで黙っていても給料は上がらない
📌 この記事のポイント
  • IT転職で年収アップは2〜3年の実務後が現実。未経験入社直後は年収が下がるケースが多い
  • プログラミングスクール・転職サービスの「成功事例」は上位5〜10%の話。自分の状況に当てはめて判断する
  • AIでエンジニアの仕事はなくならないが、AIを使いこなせるエンジニアとそうでないエンジニアの差は広がる

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※IT業界の実態は時代・企業・個人の状況によって大きく異なります。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:アパレル事業/複数のWEBメディアを運営