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インフラエンジニアの職務経歴書・ポートフォリオの書き方|採用担当者の目線で解説

「何を書けばいいかわからない」を解決。職務経歴書で差がつくポイントと、ポートフォリオとして使えるアウトプット例を現役IT講師が具体的に解説します。

📅 最終更新:2026年3月 👨‍🏫 監修:現役IT講師 吉田宝志 ⏱ 読了目安:約10分
インフラエンジニアの転職で「スキルはあるのに書類で落ちる」という方が非常に多いです。その原因のほとんどは、職務経歴書の書き方にあります。この記事では採用担当者・現場エンジニア両方の目線で、通過率を上げる書き方を具体例付きで解説します。

📚 目次

まず、この記事で解説する内容の全体像を把握しておきましょう。また、各ポイントを意識しながら読み進めることで理解が深まります。

  1. なぜインフラエンジニアの職務経歴書は難しいのか
  2. 職務経歴書の基本構成
  3. スキルシートとの違い・使い分け
  4. OK例・NG例で学ぶ書き方
  5. ポートフォリオとして使えるアウトプット
  6. 経験年数別の書き方のコツ
  7. よくある質問

なぜインフラエンジニアの職務経歴書は難しいのか

そのため、インフラエンジニアの仕事は「目に見えにくい」という特性があります。システムが安定稼働していること自体が成果なので、開発エンジニアのように「このアプリを作りました」と言えません。

そのため多くのインフラエンジニアが職務経歴書で陥るパターンがあります。

  • 「監視業務、障害対応を担当しました」と業務内容だけ羅列する
  • 「CCNA保有」「Linux使用経験あり」と資格・スキルを並べるだけ
  • チームの規模・自分の役割・具体的な数字が一切書かれていない
  • 使用したツールや技術が抽象的すぎて伝わらない

💡 採用担当者が見ているポイント

採用担当者が職務経歴書で確認したいのは「何ができるか」ではなく「どんな規模・環境で・何をやったか」です。具体的な数字(サーバー台数・チーム人数・障害対応件数など)と自分の役割(担当者・リーダー・レビュアーなど)を明確に書くことが最重要です。

職務経歴書の基本構成

続いて、実践的なポイントをお伝えします。そのため、自分のケースに当てはめながら読むことが重要です。

  • 1
    職務要約(3〜5行)
    これまでのキャリアを一言で表す。「NWエンジニアとして運用監視5年・構築2年の経験。CCNA・LPIC保有。オンプレ〜クラウド(AWS)環境の構築に携わった。」のように端的に。
  • 2
    スキルサマリー(技術スタック一覧)
    OS・ネットワーク機器・クラウド・監視ツール・資格を種別ごとに整理。「業務で使用経験あり」か「趣味・学習レベル」かを明記する。
  • 3
    職務経歴(プロジェクト別)
    在籍期間・プロジェクト概要・担当業務・使用技術・チーム規模・自分の役割を各案件ごとに記述。新しい案件から遡る(逆時系列)形式が一般的。
  • 4
    保有資格・学歴
    取得年月付きで記載。学歴は最終学歴のみで問題なし。
  • 5
    自己PR(任意)
    「なぜこの会社に転職したいか」ではなく「自分の強みが何か・どう貢献できるか」を書く。インフラエンジニアなら「安定稼働へのこだわり」「障害対応時の判断力」などが評価されやすい。

スキルシートとの違い・使い分け

職務経歴書とスキルシートの違い

職務経歴書は採用担当者(HR)向けに「どんな人物か・何をやってきたか」を伝える書類です。一方スキルシートはSES企業や案件先の現場エンジニアが「技術スタックが合っているか」を確認するための書類です。

転職活動では両方を用意することが必要です。求人への応募には職務経歴書、SES商流でのアサインにはスキルシートを使います。

OK例・NG例で学ぶ書き方

さらに、補足的な情報をお伝えします。なお、ここで紹介する内容は現場での実体験をもとにしています。

担当業務の書き方

❌ NG例:よくある書き方

「サーバーの監視業務を担当。障害発生時は対応を行った。」

✅ OK例:具体的な書き方

「オンプレミスサーバー200台・ネットワーク機器50台の24時間365日監視を5名チームで担当。月平均15件の障害を一次切り分けし、重大インシデント(P1)3件でエスカレーション判断・復旧指示を主導。Zabbixによるアラート閾値設定も改善提案として実施。」

使用技術の書き方

❌ NG例:よくある書き方

「使用技術:Linux、Windows Server、AWS、Cisco」

✅ OK例:具体的な書き方

「OS:RHEL7/8(日常運用・パッチ適用)、Windows Server 2019(AD管理・GPO設定)

NW機器:Cisco Catalyst 9300/3850(VLAN設計・STP設定・ACL構成)

クラウド:AWS(EC2・S3・RDS・VPC)環境のインフラ設計・構築を担当」

ポートフォリオとして使えるアウトプット

インフラエンジニアは「動くものを作る」機会が少ないため、ポートフォリオに悩む方が多いです。しかし以下のアウトプットは十分なポートフォリオになります。

  • 1
    構成図(ネットワーク・サーバー設計図)
    自宅検証環境や学習用に構築したネットワーク構成図をdraw.ioやLucidchartで作成。「なぜこの設計にしたか」という設計意図を添えることで技術理解の深さを示せます。
  • 2
    自動化スクリプト(GitHub公開)
    Python・Ansibleで作成した監視スクリプト・自動化ツールをGitHubに公開。コード品質よりも「何の課題を解決しようとしたか」が評価されます。
  • 3
    技術ブログ・Zenn・Qiita記事
    インフラ構築・トラブルシューティングの解説記事を書く。「書ける=理解している」の証明になり、採用担当者への技術力アピールとして有効です。
  • 4
    資格取得の学習記録
    CCNAやAWS取得の学習プロセスをノーションやブログにまとめたもの。学習方法・苦労した点・どう克服したかを具体的に書くことで主体性と成長性を示せます。

経験年数別の書き方のコツ

そのため、よくある疑問についてまとめました。また、同じ悩みを持つ方が多いため、ご自身の状況に照らして読んでください。

【未経験・1年目】ポテンシャルと学習意欲を前面に

  • 保有資格と取得プロセスを丁寧に説明する
  • 自主学習の内容(Ping-t・Udemy・自宅検証環境など)を具体的に書く
  • 「なぜインフラエンジニアなのか」の動機を明確に
  • 前職の経験をインフラ業務にどう活かせるか書く

【2〜4年目】実績の数値化と役割の明確化

  • 担当したサーバー・機器の規模を数値で示す
  • 単なる「担当」ではなく「主担当・サブ・レビュアー」を明記
  • 改善提案・自動化など主体的な取り組みを強調
  • 次フェーズ(構築・設計)への意欲と準備状況を書く

【5年目以上】設計力・リーダーシップを示す

  • ネットワーク・サーバー設計の担当経験を具体的に
  • 後輩指導・チームマネジメント経験があれば必ず記載
  • クラウド・自動化など新技術への対応実績を強調
  • コスト削減・可用性向上など経営貢献の観点で書く

よくある質問

最後に、全体のポイントを整理します。以上のように、ここまでの内容を振り返りながら行動に移してください。

Q. 運用監視しかやっていないと書くことがありません
A. 運用監視でも十分書けます。「監視対象の規模(台数)」「アラート対応件数」「使用ツール(Zabbix・Datadog等)」「自分が改善提案したこと」を掘り起こしてみてください。数字があれば採用担当者への説得力が格段に上がります。
Q. 職務経歴書は何ページが適切ですか?
A. 経験3年未満なら1〜2ページ、3年以上なら2〜3ページが目安です。ページ数よりも「読んで理解できる」具体性を優先してください。薄くても具体的な内容の方が、長くても抽象的な内容より評価されます。
Q. GitHubがないとポートフォリオは難しいですか?
A. GitHubがなくても問題ありません。構成図・学習記録・技術ブログでも十分なポートフォリオになります。GitHubはあれば加点要素ですが、なくても職務経歴書の具体性で十分カバーできます。

職務経歴書・スキルシートの添削、承ります

最後に、全体のポイントを整理します。以上のように、ここまでの内容を振り返りながら行動に移してください。

「書いてみたけど自信がない」「どこを直せばいいかわからない」という方へ。現役IT講師・14年の現場視点で、採用担当者に通じる書き方をフィードバックします。2026年7月よりフリーランス講師として個別対応を開始予定です。

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※ 記載の内容は一般的な転職市場の傾向をもとにしています。企業・案件によって求める書類のフォーマットや評価基準は異なります。

ABOUT ME
たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:経営/個人事業/アパレル