AWSの請求アラート設定完全ガイド|Budgets・Cost Anomaly Detection・Slack通知の自動化

現場実践|AWSコスト管理実践
AWSの請求アラート設定完全ガイド|Budgets・Cost Anomaly Detection・Slack通知の自動化
「AWSのコストが突然高くなって焦った」「コスト異常を自動で検知したい」——AWS Budgets・Cost Anomaly Detection・EventBridge+Lambdaを使ったコスト異常の自動検知とSlack通知の仕組みを解説します。
💡 AWSのコスト管理は「設定ミスで請求が爆発する前に止める」ための仕組みが最重要。Budgetsのアラートは無料枠でも設定できます。まず最初にやるべきAWS設定のひとつです。
1. AWS Budgetsの設定手順
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AWSコンソール→Billing→Budgets
「Create budget」→「Cost budget」を選択。月次の予算額(例:50,000円)を設定する。最初の2つのBudgetは無料で作成できる。
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アラートの設定
「Add an alert threshold」で予算の80%到達時と100%到達時の2段階でSNSメール通知を設定する。メールアドレスはAWSアカウントのルートメールで確認メールが届く。
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サービス別Budgetも追加
EC2・RDS・Lambda等のサービス別にBudgetを設定することで「どのサービスが予算超過したか」を即座に把握できる。
2. Cost Anomaly Detectionの設定
Cost Anomaly Detectionは機械学習でAWSコストの異常値を自動検知するサービスです。通常のコストパターンと比較して異常な増加を検出したらSNSで通知します。設定ミスによる意図しないリソース起動(EC2の大量起動・大容量のデータ転送)を早期に検知できます。
- コストモニターを作成:AWSサービス全体または特定サービス(EC2のみ等)のモニターを作成する
- アラートサブスクリプション:「個別の異常額が10,000円以上」または「合計影響額が20,000円以上」でSNSに通知する設定が標準的
3. EventBridge + Lambda + SlackでコストアラームをSlack通知
import json, urllib.request, os
def lambda_handler(event, context):
# SNSからコストアラートを受け取ってSlackに転送
message = event["Records"][0]["Sns"]["Message"]
payload = {
"text": f":money_with_wings: *AWSコストアラート*\n{message}"
}
req = urllib.request.Request(
os.environ["SLACK_WEBHOOK_URL"],
data=json.dumps(payload).encode(),
headers={"Content-Type": "application/json"},
method="POST"
)
urllib.request.urlopen(req)4. 無料枠の監視も忘れずに
AWS Free Tier(無料枠)の使用量アラートも設定できます。「Billing→Alerts and notifications→Free Tier usage alerts」を有効にすることで、無料枠の80%到達時にメール通知が届きます。個人開発者が誤って無料枠を超えた請求を受けることを防ぎます。
📌 この記事のポイント
- AWS BudgetsはEC2・RDS等サービス別に月次予算を設定して80%・100%到達時にメール通知する
- Cost Anomaly Detectionは機械学習でコスト異常を自動検知。設定ミスによる請求爆発を早期に止める
- SNS→Lambda→Slack WebhookでAWSコストアラートをSlackに自動通知する仕組みが実務標準
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